・愛媛県で公立の教員異動により
古豪・松山商(2001夏が最後の甲子園)に今治西で11回甲子園出場の
大野監督が異動することが発表されました
(松山商・重澤監督は今治北へ
今治西には丹原高校の仙波監督が異動
仙波監督は今治西時代はプロで活躍した藤井投手とバッテリーを組んでいた選手ですね)
大野監督は今治西〜筑波大
松山商は前監督の重澤監督も今治西出身だったので(川之江監督で2002甲子園ベスト4)
続けてOB以外の監督就任ということになります
・大野監督のときの今治西は
2006年、2007年以外は甲子園ではなかなか勝てなかったけど
とにかくコンスタントに甲子園に出ていた
2006年〜2015年の間
2013年以外は春か夏、甲子園に出場してました
(夏の甲子園)2006、2007、2011、2012、2015
(センバツ)2007、2008、2009、2010、2014、2015
※2015年に春夏連続出場、夏に初戦で早実とやったときが最後)
・改めて見るとよくこれだけ出れたよな…という感じですね
10年中9年ですからね
全国的にもこれだけコンスタントに出てたとこはそうないはず
(2006〜2015の期間だと大阪桐蔭や横浜、仙台育英、明徳ですら9年は出ていない。
智弁和歌山が今治西と同じで13年以外出ている)
智弁和歌山みたいに夏に続けて出てるわけじゃないのでわかりやすくはないのですが
凄いですよねこれは
それだけ谷間を作らなかったということでね
2006夏はスラッガー宇高選手(のち早大)、06〜07は投打で大活躍した熊代選手(現西武)と超高校級選手を擁していましたが
それ以降は突出した注目選手もいなかったと思うし
県大会に勝負強く勝つことを得意としていた、という印象で
スター級選手に依存して残した戦績ではない
(甲子園では2008年以降は2勝8敗だった。
逆に言えば戦力的に抜けてるわけではないときでも
県では勝ち続けていた、ということも言えると思う)
・ということもあり
松山商復活の期待が本格的に高まるのでは、ということですね
中部商、糸満で甲子園に出た上原監督が就任した沖縄水産も明らかに復活の兆しが出てきているし
公立にとって実績のある監督の就任は
何よりも大きい
松山商は2010年代前半
前任の重澤監督のときも就任して最初の頃は上昇傾向があり
2012年夏あたりは有力と言われていたけども
当時1年の安楽投手(済美、現楽天)に阻まれてしまった、ということがありました
(で、出たのは今治西だった。
この頃は県では異様な勝負強さでした)
有名監督が就任すると最初のうちは
上昇する傾向があると思う
(実績への期待、ネームバリュー、人脈で選手が集まるため)
再び上昇に転ずる可能性は大いにありそう。
松山商のここ3年に注目です‼︎
(文=天宮アイル)
(YouTube ブルーオーシャンTV 定期的に動画アップ中。Twitterもやってます)